クラウドエンジニアとして必須の知識、AWS・GCP・Azureの3大クラウドを徹底比較します。料金・サービス・使いやすさ・案件数など実務視点で解説し、どのクラウドを学ぶべきかを明確にします。
3大クラウドの基本スペック比較
| 項目 | AWS | GCP | Azure |
|---|---|---|---|
| 市場シェア | 約32%(1位) | 約11%(3位) | 約23%(2位) |
| 運営 | Amazon | Microsoft | |
| 日本リージョン | 東京・大阪 | 東京・大阪 | 東日本・西日本 |
| サービス数 | 200+ | 150+ | 200+ |
| 無料枠 | 12ヶ月+永年無料 | $300クレジット+永年無料 | $200クレジット+永年無料 |
主要サービスの対応表
| カテゴリ | AWS | GCP | Azure |
|---|---|---|---|
| 仮想マシン | EC2 | Compute Engine | Virtual Machines |
| コンテナ管理 | EKS/ECS | GKE | AKS |
| サーバーレス | Lambda | Cloud Functions | Azure Functions |
| オブジェクトストレージ | S3 | Cloud Storage | Blob Storage |
| RDB | RDS | Cloud SQL | Azure SQL Database |
| 機械学習 | SageMaker | Vertex AI | Azure ML |
| CDN | CloudFront | Cloud CDN | Azure CDN |
料金比較(EC2/Compute Engine/VM)
東京リージョンでの一般的なインスタンス(2vCPU/8GBメモリ)の料金比較:
| クラウド | インスタンス種別 | オンデマンド料金/時間 | 月額概算(24h/30日) |
|---|---|---|---|
| AWS | t3.large | $0.104 | 約$74.9 |
| GCP | e2-standard-2 | $0.067 | 約$48.3 |
| Azure | D2s v3 | $0.096 | 約$69.1 |
AWSの強み・弱み
- ✅ 圧倒的なサービス数:200以上のサービスで複雑な要件にも対応
- ✅ 日本での案件数が最多:求人票でAWSスキルを必要とする案件が圧倒的に多い
- ✅ 豊富な学習リソース:公式ドキュメント、AWS認定資格、Udemyコースが充実
- ❌ 料金が高め:他社と比較してコスト高になりがち
- ❌ 複雑さ:サービス数が多すぎて学習コストが高い
GCPの強み・弱み
- ✅ AI/MLサービスが最強:TensorFlow、Vertex AI、BigQueryなどデータエンジニアに人気
- ✅ Kubernetesの本家:GKE(Google Kubernetes Engine)はKubernetesの元祖
- ✅ 料金がお得:持続利用割引(SUDs)で自動的に割引
- ❌ 日本での案件数が少ない:AWSと比較して求人が少ない
- ❌ エンタープライズ対応が弱め:AzureやAWSと比較してサポート体制が薄い
Azureの強み・弱み
- ✅ Microsoft製品との親和性:Active Directory、Office 365との連携がスムーズ
- ✅ エンタープライズ需要が高い:大企業・官公庁での採用が多い
- ✅ ハイブリッドクラウド対応:オンプレミスとの連携が得意
- ❌ UIが複雑:ポータルの使いにくさはエンジニアの間でも有名
- ❌ 地域によってサービス差がある:一部サービスは特定リージョンのみ
どのクラウドを学ぶべき?目的別おすすめ
- 🏆 就職・転職でエンジニアになりたい → AWS(案件数最多・認定資格の評価が高い)
- 🏆 AIエンジニア・データエンジニア → GCP(BigQuery・Vertex AIが業界最強)
- 🏆 大企業・SI・官公庁系の仕事 → Azure(Microsoftとの連携・エンタープライズ案件)
- 🏆 副業・個人開発のコスト削減 → GCP(料金が最安値クラス)
まずはAWSを学ぶのがおすすめです。AWS Solutions Architect Associateの資格取得を目標にすることで、クラウドの基礎から応用まで体系的に学べます。その後、業務の必要に応じてGCPやAzureも習得していきましょう。